『できる☆』が育つ家


オール電化と電磁波問題

私たちの身体は約70%が水であり、体液の流れと僅かな電位差により活動している。
電気が流れれば電磁波とある方向の力がはたらき、電流・電磁波の影響から免れません。
電気は19世紀末からの新たな人工環境で、何か見えないストレスがあるようです。

IH

 住まいの熱源・エネルギー源を何にするかと考える時、経済性、安全性、即効性、清潔さ、手軽さ、
維持管理のし易さ、耐久性などから判断します。また省エネルギー性と環境負荷性も選択肢に入れま
す。今日のエネルギー源は、電気、都市ガス・プロパンガス、灯油、さらに自然エネルギー、特に太
陽光・熱です。なかでも電気の比重はますます増加しています。

 電気は、質的に非常に高いエネルギーで、何にでも変換できます。通信・情報、照明と冷房では独
壇場、モーター動力でも大活躍です。暖房、給湯、煮焚きに至ってようやく、ガス・灯油と競合し始
めます。電気こそが現代生活の象徴で、一本化は当然の流れのようです。なにしろ住まいの中にあっ
ては、クリーンで安全、ボタン一つで操作簡単。一本化で機器も場所も一つでよく、基本料金も重複
しません。しかも震災など災害復旧時には一番早い。弱点だった煮焚きの火力不足、お湯変換への
効率の悪さ、100Vからくるパワー不足は、急に改善されてきました。台所のIH調理器や大気の熱
を採り込む貯湯温水器と単相200Vの普及は、オール電化を身近なものにしました。

 しかし、電気は何事にも優等生ではありません。いつでも何処でも簡単に利用できる電気の背後に
は、発電と送電に膨大な装置があります。このロスは大変大きく、実際に使うエネルギーは元の一次
エネルギーの約36%です。その場で必要に応じて使えるガス・灯油に比べ、環境負荷は大です。しか
も発電所の運転は負荷の上げ下げが得意でなく、電気は貯められないという最大の欠点を持ちます。
それ故、料金が普通の1/3の深夜電力を設定し、夜の消費を増し昼夜の変動を抑えようとしています。
出費が少なくなることはいいのですが、省エネルギーではありません。また生活する上での基幹設備
は、複数のルートがある方が安心な面があります。数時間の停電ですべてがストップする生活より一
部台所やお風呂が使用可能な生活の選択肢は、悪くありません。そして、暮しの中で、特に子育ての
期間に炎のない生活は、疑問が残ります。DNAの記憶の中に、炎への恐れ、憧れ、喜び、安堵感など
感情や情緒に関係する部分は少なくないと思います。

 最後に、電磁波の問題が残ります。磁場には、静磁場と変動磁場があります。前者は地球や永久磁
石の動かない一定の強さの磁場で、こちらは問題ありません。地球は、300〜500mG(ミリ・ガウス、
1,000mG=1G)の磁力です。変動磁場(電磁波)は、波で波長と周波数を持ちます。電波、光、X線、
γ線があり、波長が短い超高周波の紫外線や放射線は人体に有害です。ここで問題となるのは、交流
から発生する超低周波で、1秒間に西日本では60回変化します。

 地球には誕生以来、超低周波の電磁波が地球全体と共振しています。シューマン共振と呼ばれるも
ので、7.8、14.1、20.3、26.4、32.4ヘルツの5つのピーク(これは脳波のδ波、θ波、α波、β1波、
β2波、γ波に重なる)を持っています。地球上の生命は、この固有の電磁波の記憶を体内に持って活
動しています。これらを乱す0〜100ヘルツの超低周波が、生体に影響を与えるようです。白血病、小児
ガンへの強い影響のあることがいくつも報告されています。ガン、脳腫瘍など電磁波障害が危惧されて
います。では、人体に影響がでる電磁波の強さはどれくらいでしょう。中部電力は、「電力設備からの
磁界レベルは最大でも200ミリガウス程度であり、WHOの環境保健基準(50、000ミリガウス)に比べ
て十分低い値です。」といいます。確かに、家庭電化製品は200ミリガウス程度に納まっています。一方、
スウェーデン労働組合協会(TCO)の基準は、パソコン画面から30cmの位置で2ミリガウス以下として
います。100倍もの差があります。どちらを選びますか。電磁波問題は、いまだに白黒はっきりしていま
せん。黒に近いグレーと見なして、欧米での考え方「慎重な回避=prudent avoidance」を採るのが間違
いないようです。数字で言えば、継続作業環境で2mG、休息する居間とか休む寝室は1/10の0.2mGが
一つの目安になります。

 電気のない生活は、考えられません。電磁波とのつき合い方です。幸い電磁波の強さはは、距離をとれ
ば急激に減衰します。家庭電化製品では、1m離れればほとんど安全圏になります。ただ、放射状に出て、
何物も貫通します。壁の裏、床下の器具も要注意です。具体的に例をあげれば、体に密着させる電気毛布、
電気カーペット、ニクロム線式床暖房は、使いません。すでにある場合は、暖めてからコンセントを抜き
ます(スイッチのオフではまだ電荷がかかっています)。暖房洗浄便座は、速やかに使います。蛍光灯は
意外と電磁波が強いのですが、普通には天井使用が多いので比較的大丈夫です。ただ学習机用のスタン
ドは頭近くにあり、白熱灯を使います。モーター使用器具の電磁波は、強い傾向にあります。冷蔵庫・洗濯
機は50cm、掃除機は1m離して使います。冷蔵庫は24時間使用になり、壁の向こうにはソファやベッドを置
きません。ドライヤーは30cm離しスピーディに使います。エアコンは1m、テレビは2m、ラジカセは50cm以
上離します。

 住まいの電磁波対策で難しいのは、台所です。トースター、電気炊飯器、電気ポット、ジューサー、ホ
ットプレートは30cm以上離します。そばに就く時間も短いので比較的問題になりません。厄介なのは、100
mGのメーター針を振り切る電子レンジ、電磁調理器IH(ラジエントヒーターも同じ)、食洗器です。電子レ
ンジは、調理の最初と最後の使用が多く、2m離れればつき合えます。最も強い電磁波をだす電磁調理
器は、そばに立つことが長く手の打ちようがありません。お腹はすぐ手前、胸は50cmほど上です。子宮ガ
ンや乳ガンは、女性に一大事です。電磁波は細胞活動とホルモン系に影響大と指摘されています。細胞分
裂が盛んな妊娠中や小さな子供のいる家では、特に使わない方が賢明です。湯沸し程度の使い方ならいい
でしょう。部屋がきれいに使えて、火災の恐れが少なく、内装制限がかからなくて魅力的なのですが。食洗
器は一工夫要ります。片付けが終わってからの使用だからと、安心できません。器具のスイッチを消しても
待機電流はオンで、洗っていなくても100mGは出ている器具があります。しかも流しの横で、常時お腹の近く
です。キャビネット裏から配線を採り出し、コンセントを抜きます(足元に元スイッチをつければ楽)。
器具は、コンセントを抜くのが一番です。また、台所で忘れがちなのが、手元灯です。頭のあたりに蛍光灯
がよくあります。白熱灯にするか、位置を変えます。台所は、電化製品が並び、壁の向こうの部屋も要注意
です。コンセントやスチッチの先は、実は大丈夫ではありません。配線からも電磁波は出ています。寝たり
腰掛けて休む位置近くには配線を避けます。

 電磁波は、一度家の中をすべてチェックして使い方を工夫すれば、安心して生活できます。恐れることは
ありません。慎重な対処が要ります。この先の対策は幾分明るい兆しが見えます。MCC(マイクロ・カー
ボン・コイル)といって、電磁波を吸収する材料が登場しました。5〜10年後には、電磁波を出さない配線が
可能になるかも知れません。

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