『できる』を育む家        

<民家から学ぶ>

日本の家は、もともと平屋です
二階建ては、旅籠、女郎屋、船宿など特殊でした
農家は蚕を飼うときに低い二階を持ちました

竪穴住居から、湿気を避け高床式に発展しました
作業・勝手土間が大きな役割を果たしました
囲炉裏・竃のある板張りは、小屋裏まで吹き抜けでした
化粧天井のある部屋は、居間・寝間と徐々に拡がりました

土間は、農作業の延長、家事、商い、炊事の空間でした
一時物置でもあり、近所話の場でもありました
そして、何より子育ての場でした。
敷居、小縁、小上がり、大框と段差がいっぱい
ござを引きハイハイ、つかまり立ち、よじり登り、とミニ運動場
めまぐるしく変わる高さ、視線の動きは小脳に刺激でした

民家断面

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  家断面

囲炉裏・竃が暮らしの中心にあります
家のかなで焚き火ですから、危ないです
うまく使い込んだのでしょう
煮炊き、採暖、団欒、乾燥、燻蒸と役割はいくつも
炎のゆらめき・輝き、熱気・煙・火の粉の舞い上がり
視線が陰影と深い闇に誘われる
特別な空間を再現したいものです

民家は、高さ方向に変化に富んでいます
包み込む大きな空間が背後にあります
視線は垂直方向にも交叉し、多様です
空間認識を豊かにし、右脳に刺激的です

住まいは、芯のある立体的にしたいものです

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