子育て|好奇心

■好奇心は、一生とても大事
人生を楽しむにも、何か新しいことをするにも、何かを学ぶにも、創造的なものをつくるにも、好奇心が出発点です。
最近読んだ本に、黒川伊保子著の「前向きに生きるなんてばかばかしい/脳科学で心のコリをほぐす本」2018.04.12があります。好奇心の重要性が説かれています。“好奇心あふれる人は、「幸福な天才」である。頭のいいけど、それ以上に運がいいと言われる人たちだ。”と。「好奇心の保ち方」の節で、“好奇心は、育てることはできない。これは、脳が生まれつき、強烈に持っている能力なのだ。育てる必要がないのである。ただし、好奇心を失わせる行為があるのだ。親は、そこだけ気をつけてあげてほしい。”“ポイントは3つ。2歳の実験期、4歳の質問期、生涯にわたる適度な運動だ。”と。

■好奇心で思いつく言葉
もう30年以上前、ライアル・ワトソン1939~2008の「生命潮流」Lifetide 1981 という本を読み、感動しました。本のネーミングは、工作舎の松岡正剛さんのようで、いい響きです。私たちの生命は、宇宙・太陽・月の動きと連動して育まれてきたものだと。生命科学が盛んになる直前の博学の士でした。そのあと引き続き、「ネオフィリア/新しもの好きの生態学」Neophila 1988を読みました。生命の進化は、好奇心がもたらしたもの(正確ではありませんが)、と。「好奇心」がなければ、進化・成長はありません。

■持っている好奇心を持ち続けるには
黒川伊保子さんは、説明します。幼児は2歳前後、自ら試します。ミクルをぶちまける。ティッペーパーを最後まで引き抜く。などなど、いたずらというより、なんでも触れてやってみたいのです。この実験期をとことんつき合いなさい、と。4歳前後なると、これなぁに? あれなぁに? どうして? と質問の嵐です。子どもの質問は祝福せよ、と。

そして、適度な運動、一生にわたる生活習慣です。運動が、ド-パミンとノルアドレナリンを同時に出し、それが前向きの好奇心と集中力をもたらす、と。子どもには、自由遊び、高低差のある空間で、年齢の違う子同士が“群れ遊び”するのが、脳にとてもいい、と。

■好奇心の持ち方
いろいろなことに興味・関心をもつことは、非常にいいことです。ただ広く浅くでは、器用貧乏になってしまいます。いつでも、あちこちにアンテナを張り、好きなことに深く関わっていきます。遊び、スポーツ、仕事、何でも共通です。ある時から突然、興味が湧くもいいです。私たちは一生、新しものの旅人かも知れません。

■好奇心を持つ住まい

 人は、新しいもの・変化が大好きです。身の回りの刺激のある住まい環境とことば環境が大事になります。“「できる」を育む家づくり・・・住空間と住まい/工作舎”が参考になります。住まいの9つのポイントが描いてあります。

 

脇田 幸三

建築家 株式会社綜設計代表
岐阜市生れ 名古屋市在住
1989年11月綜設計設立
主に住宅・マンション・医院を設計
名古屋工業大学大学院修了
テーマ:“大きな人を育て、大きな人生を歩む”住まい
趣味:読書、朝のランニング