健康住宅|ピンピンコロリの新常識ー星旦二氏の講演会メモ

11月26日、ぎふの木ネット協議会の講演会に友人に誘われて行ききました。星旦二さんが登場。初めて聞く名でしたが、とてもおもしろい人物でした。専門が公衆衛生学、健康政策学、予防医学の研究者です。厚生労働省は予防医学をやる気がない、と言い切る異端?の医学博士です。
印象的な言葉をいくつか。
・チビとヤセは、長生きしない
・かかりつけの内科医より歯科医が大事
・やや高めのコレステロール、血圧は、長生きする
・前向きな心や夢は、長生きに不可欠
・健康住宅は、長寿には欠かせない など。

 

話とパワーポイントの資料からの概要です。
●NNK(ネンネンコロリ)かPPK(ピンピンコロリ)か、どちらがいいか?
●要介護期間: 男性=8.9年、女性=12.4年 ⇔ 要介護で平均寿命が長いのが実態
●長生きで生涯1億円/90歳まで生きる ⇒ 年400万、月33万円の年金=公務員?
●我が国の住宅は、不健康住宅
●我が国は幸福度が最も低い国 ⇔ 格差が大きい(ex. 20代の貯金なしが59%)

●早死にしている人: 残存歯数少・喫煙・収入少・学歴低・短躯&痩せ
⇔ 長生きしている人は、前向きな日々の暮らし
●健康は日々のくらしが大事: 地方よりも都市が短命、他
●人が終末を迎えるプロセスと指導
〇終末を促す現実:
・人権を認めない:運転免許返納・・・途端に出不精になる
外出させない、趣味・地域活動を止めさせる
・寝っぱなし、食べさせない:火事危険回避で料理させず
口腔内が乾燥、カビが生える
・体温低下、免疫機能低下:血圧低下と降圧剤で認知症
体が冷たくなる、笑顔がなくなる

●1年間風を引かない人:感染しているが、発病しない(免疫力高い)
●十分な栄養が免疫力をつける
●住宅の寒さが循環器疾患を増大させる ⇒ 寒さの改善により予防可能性
●温暖な県で冬の死亡増加率大
・寒冷な北海道が一番低い ⇒ 家全体が暖かい
●暖かい住宅への転居によって病気になる人が減少
・アレルギー性鼻炎・結膜炎、高血圧性疾患、アトピー性皮膚炎などの減少
・結露減少によるダニ・カビ発生改善、室内空気室改善、心理面の改善などによる

●死亡率の低い地域は、都市部より田舎の山間部
●平均寿命は、低地より高地の方が高い傾向
●EU患者安全報告2014
・EU全体で、病院医療事故で年間15万人が殺されている
・風邪に抗生物質は効かない ⇒ 世界で日本だけだ処方
●7つの健康習慣
①睡眠時間は7~8時間である
②朝食はほぼ毎日とる
③間食はあまりとらない
④体重は標準である
⑤運動・スポーツをしている
⑥お酒は1日2合以下である
⑦タバコは吸わない

●健康決定要因・因果構造仮説モデル
・「収入&学歴」が「身体・社会・精神的健康」と「食生活と生活習慣」に影響
・「身体・社会・精神的健康」が「食生活と生活習慣」に影響
・3つの要素がそれぞれ「健康寿命」に影響
⇒ 「身体・社会・精神的健康」が一番の大きな要因

●お酒を楽しく飲みましょう
●生活習慣は、健康寿命の原因ではない
●健康寿命規定要因:住居環境もおおきいが、一番は「思いと夢」
●本「ピンピンコロリの法則」
〇こんな人が長生き
・おでかけ頻度が高い
・お酒を毎日飲む
・かかりつけの歯科医がいる
・コレストロール値が高め
・財布は自分が握る
・自分は健康だと思う

●沖縄で閉塞性肺疾患死亡率の急増したのは?
〇平屋木造から鉄筋コンクリートへ
・湿度が高く、珊瑚多孔質のコンクリートが黒カビを増やし、肺疾患に?

●肉摂取 ⇒ 胆汁 ⇒ 分解産物が胆汁酸=発がん
・繊維が吸着し便量増加 ⇒ 発がん濃度低減
・ビタミンが発がん予防
●野菜を多くとる方法
・温熱化、みぞ汁に箸がたつ、野菜ジュース
●要介護率は、病院病床が多いほど高くなる
●口腔内水分確保・口腔内細菌活性で誤嚥なし ⇒ 体力維持&肺炎なし?
●体温を低下させない

●免疫力には腸内細菌が大きく関与
●かかりつけ歯科医師と歯科衛生士の支援 ⇒豊かな食生活・好ましい口腔衛生・主観的健康感
●健幸長寿のためには、きょういく(今日行く所がある)&きょうよう(今日、用事がある)
●肥満度と死亡率:小太りの方が死亡率高い
●総コレステロール値が高くなるほど死亡率が低下

●高血圧に対する薬物療法開始の世界基準
・180・110mmHgが薬物治療開始点
・半年は、食事、運動、生活背景の改善支援
●美味しく食べて、小太り、高脂血症が長生き
・かかりつけの歯科医師を持つ
・口腔ケアが望ましい

脇田 幸三

建築家 株式会社綜設計代表
岐阜市生れ 名古屋市在住
1989年11月綜設計設立
主に住宅・マンション・医院を設計
名古屋工業大学大学院修了
テーマ:“大きな人を育て、大きな人生を歩む”住まい
趣味:読書、朝のランニング